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塩尻市立図書館様主催「本の印刷見学ツアー藤原印刷」が開催されました

2019/07/24

7月20日(土)、塩尻市立図書館さん主催の、
子どもたちのための「本の印刷見学ツアー藤原印刷」が開催されました。

今年で2回目になるこのイベントは、同図書館が中心となって行なう"信州しおじり本の寺子屋"というお取り組みがきっかけで生まれたもの。
「本」の可能性を考える機会を広く提供する活動に共感し、藤原印刷も子どもたちに印刷の立場から本の面白さをお伝えしたいと協力をさせていただくことに。

イベントの募集がスタートしたその日に定員20名の枠が埋まったとのことで、私たちも気合いたっぷりにこの日を迎えました。
あいさつ.JPG

参加してくれたのは1年生から4年生の子どもたちとそのお母さんお父さん。
2グループに分かれて、「紙積み」や「色練り」などの準備から、実際に印刷機を動かし、信州しおじり本の寺子屋のロゴが入ったしおりを印刷するところまで体験していただきました。


「紙積み」とは、美しい印刷に欠かせない工程の1つ。
納品された紙を、1枚1枚の間に空気を入れながら積み直すことで、揃えやすくし、印刷機に通したときにスムーズに送られるようになります。社員によるレクチャーを受けて、いざ実践!
紙積み1.JPG
紙積み2.JPG
紙積み3.JPG
大人でも重い紙を、少しずつ慎重に持って運ぶ子どもたち。
終わった子に感想を聞いてみると、「見たときはかんたんそうだったのに、めちゃくちゃ重くてむずかしかった!」と良いリアクション。
そうなんです。この紙積み、意外と大変な作業なのです。
最後に社員がまとめてドスン、ドスンと手際よく積んでいくところを見せると、「すご~い!」という歓声と拍手が起こり、社員もドヤ顔に。(笑)


次は「色練り」に挑戦。自分たちで黄と青のインクを練って緑を作り、そのインクを使って印刷をします。鉄板にインクを乗せて、ヘラで8の字を書くように練っていくのですが、実際にヘラを持った子どもたちは、最初はインクの粘りが重みとなって動かしにくそう。
色練り1.JPG
色練り2.JPG
仕上げに社員による本気の練りを見せると、想像以上のしなやかで速い動きに、歓声と同時に「はやすぎるよ~!」と笑いが起こっていました。(笑)

準備が終わり、いよいよ印刷です。
先ほど積んだ紙を、ハンドリフトで印刷機にセットしていきます。
このハンドリフト、慣れていないと全然思うように動いてくれないのですが、みんなで力を合わせて頑張りました。うぅ、かわいい。
ハンドリフト.JPG

版をセットし、みんなで作ったインクを入れると、紙を送る側、出てくる側に分かれます。
かなり長~い機械なので、普段は2人1組となって動かしていて、両端から意思疎通がとれるよう、トランシーバーのような機能がついています。

出てくる側で「紙出してくださーい!」というと、送る側からは「はーい!」という返答が。機械を動かすボタン、紙を送るボタンを押してもらい、印刷が始まります。
出てくる側.JPG
送る側.JPG

出てきたものを確認する表情は真剣そのもの。
小さな印刷オペレーターさんたち、なかなか様になっています。

確認.JPG

覚えたことをしっかりと書き留める様子もすばらしいですね。

メモ.JPG

こうして一通りの体験を終え、自分たちが実際に刷ったしおりが配られるとみんな嬉しそう。


最後には、藤原隆充より「みんなが普段読んでいる本は、出来上がるまでにとてもたくさんの人が関わっています。今日実際に体験してみて大変だったことを思い出して、今後も本や紙を大切にしてくださいね。」とメッセージを送りました。


つくる工程を実際に体験してもらうことで、読むだけではない本の魅力に気付いてもらえたのでは。
今回子どもたちが作ったしおりは、塩尻市立図書館にてお配りしているそう。
ほかにも本にまつわる様々なイベントを企画されているので、ぜひ足を運んで参加してみてはいかがでしょうか。
しおり.jpg
集合写真.JPG

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